受診率が低いがん検診

がん検診の目的は、がんを発見することになりますが、自治体が実施しているがん検診は、その地域のがんで死亡してしまう人の死亡率を下げる目的を持っています。検査としてコストが掛からず、それなりの精度が高くがんの可能性がある人を振り分けるスクリーニング検査を実施しています。この検査で異常を認められても、すぐにがんであると決まったわけではなく、そのあとに精密検査を受けて、その異常の原因を検査することになります。死亡原因であるがんを発見するために役に立つ検診になっていますが、このがん検診の受診率が極めて低いことが問題点です。

欧米に比べてとても受診率が低いというデータがあります。主に40代からが対象となっている検診が多いですが、その中でも20代から受けることが推奨されている子宮頸がんの受診率は2割程度という数字です。この原因として根底にあるのは、自分の健康に対して関心を持てていない人が多いという点が挙げられるでしょう。日常生活を送るうえで、自分の体に異変を感じていても、そのままにしてしまっているという自覚を持つ人も多いです。

自分の体を見つけ直すことも重要になるでしょう。そのためにも定期的に自分の体に対して関心を持つ日を設定するようにしましょう。たとえば1年に1回がん検診を受ける日を設定するなどすると、定期的に自分の体に対して関心を持つことができます。自分の体は自分でしか守れないという事実を受け入れることが重要です。

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