大腸がんは日本人の成人の死因第一位となっており、その他でも胃がんや肝臓がんなどの消化器系の疾患が死因の大部分を占めています。年間では9万人の日本人が大腸がんと胃がんが原因で亡くなっていますので、大腸がんや胃がんによる死亡のリスクを軽減させるためには、がん検診の受診が有効な方法であることが認められています。大腸がんになりやすい人は血縁関係者に大腸がんになった経験のある人がいる場合や、野菜が嫌いな運動不足の人、肥満の人、赤みの肉であったりアルコールを過剰に摂取している人、喫煙を行っている人などが挙げられます。年齢としては50歳を超えたあたりから大腸がんのリスクが高まりますので、がん検診の受診をすることが大切です。
大腸がん検診として有効性の高い検査であることがわかっているものは、便潜血検査となっています。便潜血検査を受診することによって、大腸がんを発症して死亡する確率が33%減少することがデータによってわかっています。便潜血検査によって陽性の反応が出たときには、大腸内視鏡検査を受けることになります。大腸内視鏡検査では、苦痛の少ない新しい挿入方法による検査が行われていますので、痛みや苦痛が軽減される工夫が行われています。
大腸がん検診を受診することによって、大腸がんそのものではない疾患についても発見することが可能で、大腸のポリープを除去してポリープのない状態にしておくことによって、大腸がんになる確率を70%から90%低下させることができます。ホーチミンの健康診断のことならこちら