40歳を過ぎたら人間ドックを

会社に勤務している人であれば、年に1回は健康診断を受診します。これは、法律で事業主に労働者に健康診断を受けさせる義務を課しているからです。そのため、会社主催で実施されている健康診断の大部分は、会社負担になります。受診する本人は、任意で追加するオプションに数千程度支払う以外は、実質無料です。

人間ドックは、逆で原則受診する本人が自己負担になります。また、健康保険診療適用外の検診になりますので、一部を除いて全額支払うことになります。加入している健康組合によっては、年齢などの一定の条件を満たせば、何割か費用を負担してくれるなどの補助金制度が適用されることもあります。この人間ドックの費用を一部補助する制度が自治体によっては、あるケースもあります。

人間ドックといっても、コースやオプションによって費用はかなり差ができます。日帰りコースであれば、5万前後が一般的ですが、宿泊が必要な長期コースに場合は10万以上することもあります。また、全身をくまなく検査をする全身ドックであれば、30万程度かかることもあります。このように費用の負担があるために人によっては、会社の健康診断だけで済ませる人もいますが、40歳を過ぎたら一度は人間ドックを受診したほうがよいです。

40歳を過ぎると、日本人の死亡率1位である悪性腫瘍にかかるリスクが高くなるからです。そして、がんは通常の簡易な健康診断では見落とされがちです。人間ドックの魅力は、初期のがん細胞でも早期発見でき、治療を開始することができる点です。

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