人間ドックと言っても、年齢によって受けておきたい内容が変わります。ここでは、男性が年齢別に受けておきたい人間ドックの内容について詳しく見ていきます。人間ドックを受けることが出来るのは20歳からですから、最も若いのは20代です。20代で受けておきたいのは脳ドックです。
脳疾患は遺伝によって起こることもありますし、一般の法定健診では脳までは調べてもらえないので脳ドックを受けておくと良いです。30代前半では20代の時の脳ドックにプラスして、胃と食道がんの検査を受けておくと安心です。そのほか、心臓が不安な人は併せて心臓ドックも受けておくと良いでしょう。30代後半では、胃がん・肺がん・大腸がんといった日本人の罹患率が高いがんに対しての3大ドックを受けておくと安心です。
40代では30代の内容に加えて、腫瘍マーカーや各部位のエコー検査を受けておくと良いです。時間がないのであれば、日帰りの全身ドックを利用するのも効果的です。50代では40代の検査内容をより精密に行えハイクラスのメニューに切り替えて、全身をチェックすることが大切です。60代は時間も出てくるでしょうから、1泊2日で全身をチェックして、今後の健康への指針にしていくと良いでしょう。
年齢が上がるにつれて検査内容も多くなりますが、体の機能が衰えてくることを考えるとこれは必要なことです。検査を受けて、健康的な生活を始めるきっかけとしても良いでしょう。