がん検診は予備軍を見つける検査

がん検診の目的はいろいろありますが、当然がんを発見するための検査になります。この検査は、がんで死亡しやすいというデータのもとで選定された部分を検査することになり、すべての体をカバーすると言った検査ではありません。コストが掛からず比較的安全な方法でそして精度が高い検査方法でがんを発見します。対策型検診と呼ばれており、ある年齢の集団の死亡率を下げるという名目で行われている検査になりますが、残念ながら万能ながん検診とは言えません。

万能ではないという意味は、あくまでも掛かりやすいと言われている5つの臓器である、大腸、胃、肺、子宮、乳房だけを調べがんの発見に特化していることになりますので、他の臓器にがんが発症していたとしても発見される期待はあまり持てないことになります。他のがんを見つけるためには、定期的な健康検診をしっかり受けることと、いろんなコースがある精度が高い人間ドックを受けるという選択肢があります。がん検診はがんを発見するための検査ですが、あくまでもがんの可能性がある人とそうではない人を振り分ける検査です。ここで要観察という結果が出れば精密検査をする必要がありますが、まだがんと決まったわけではありません。

あくまでも振り分ける作業場で、がんがないとは言い切れないというニュアンスで異常があると判断された人になります。がん検診で異常と言われて、がんを否定される人も多いことから、そこまで落胆する必要はありません。

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