女性が内診を受けなくても済む人間ドック

女性にとって乳がん・子宮がん・卵巣がんの検査は、恥ずかしさを伴うものも少なくありません。特に多くの女性が苦手だと感じている検査の一つとして、内診があります。これは人間ドックなどで検査医が生殖器の中を診察する検査です。検査の方法としては有効で、がんの早期発見にも繋がります。

しかし、「見られたくない」「触られたくない」といった気持ちの方が大きく、検査を受けるのを先延ばしにしてしまう原因にもなっているようです。この内診を受けずに済む人間ドックの方法があります。MRIや超音波を使った検査方法です。特に骨盤腔内の臓器(子宮・卵巣)はMRIの得意分野で、がん以外にも子宮筋腫・卵巣の病変・子宮内膜症などの評価にも効果的だと言われています。

MRIを使えば、内診を受けずに気になる部分の検査を受けることが出来ます。欧米の子宮・卵巣がんの検査の受検率は70%以上と言われていますが、日本は20~30%程度でしかありません。「これは見られたくない」「触られたくない」といった女性の羞恥心が生み出してしまっている数値でしょう。内診では指を膣に入れ、子宮や卵巣の状態を調べたり、膣内にスコープを入れたり、子宮頸部から細胞を取り出したりと、恥ずかしいうえに痛みが伴う検査が多いです。

それらの人間ドックの悩みを解決する方法として、MRIは一つの選択肢となってくれます。女性にとって大切な器官を守るためにも、受けやすい検査方法を知っておきましょう。

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